ECサイト内検索の改善事例
CVRを向上させた2つの成功事例と最適化の鉄則

集客には予算をかけるのに、検索窓は『初期設定』のままになっていませんか?
多くのECサイトでは、キーワードによる商品検索機能を実装しています。※1
しかし、サイト内検索機能は導入して終わりではありません。その検索結果画面は、本当に「売れる商品」や「ECサイトが見せたい商品」の順番になっているでしょうか?
本記事では、ECサイト向けサイト内検索サービス「NaviPlusサーチ」の導入実績から、”超・優良見込み客”である検索ユーザーを迷わせず、最短ルートで「欲しい」商品へ導くことに成功した具体的な改善内容をお伝えします。
※1.出典:2023年版 国内EC売上高上位200社のサイト内検索調査レポート
検索窓は単なる入力欄ではない。「接客」の最前線と位置づける
検索窓に入力されるキーワードは、ユーザーの頭の中にある「こんな商品が欲しい」という具体的なイメージが言葉になったものです。 もし、その「具体的な要望」に対して、見当違いな商品が表示されたり、ただ機械的に大量の商品が羅列されているだけだったらどうでしょうか?検索結果ページは、単なる商品の陳列場所ではありません。お客さまの要望(検索キーワード)に対して、最適な商品や商品選びがしやすくなるコンテンツを提示する「提案の場」であるべきです。
事例①:検索結果一覧ではなく、あえて「特集ページ」へ誘導
一つ目の事例は、百貨店のECサイトにおける「おせち」販売の改善ケースです。
業種:百貨店ECサイト(物販/食品)
課題:検索結果一覧では商品の魅力を伝えきれず、商品詳細への遷移が弱い
「おせち」のように、利用シーン(人数、和洋中、価格帯)が複雑な商材の場合、ただの商品一覧では選びきれず、ページ送りやソート(並び替え)を繰り返す迷いの行動が多く発生していました。
対策:検索=商品一覧という固定観念を捨てる
そこで、以下の2つの対策を実施しました。
①検索結果上部への「特集バナー」掲出(利用機能:関連コンテンツ)
「検索結果=商品一覧」というルールをあえて崩し、利用シーン別に整理された「おせち特集ページ」への導線を最上位に配置しました。一覧で探させるよりも、絞り込み機能が充実した特集ページをご案内する方が、お客様にとって商品を選びやすくなるからです。
②サジェストへの「特集ページへのリンク」追加(利用機能:サジェスト)
「おせち」で検索した際、キーワード入力中に「おせち 特集 2026」のような候補を出し、検索結果画面を経由せずに特集ページへショートカットできるようにしました。
成果:特集ページ遷移後のCVRは27.2%から31.1%に改善
この対策により、ユーザーは自分の条件に合った商品をスムーズに見つけられるようになり、特集ページ遷移後のCVRは27.2%から31.1%へと向上しました。
【ここがポイント】
サイト内検索だからといって、必ずしも「商品一覧」を見せることが正解とは限りません。商材によっては、比較検討しやすく商品をより魅力的に見せることができる「特集ページ」などのコンテンツへ誘導するほうが、ユーザーにとっての「最適解」になるのです。

事例②:検索順位を最適化し、商品ページへの誘導を強化
2つ目の事例も百貨店ECですが、こちらは検索結果の「並び順(ロジック)」に関する改善です。
業種:百貨店ECサイト(物販/食品)
課題:「見られている」が「買われない」商品が検索結果の上位に表示されている
改善前は、検索キーワードと商品の関連性が高い順に商品が表示されていました(検索エンジンのスコアリングによるマッチング)。しかし、このサイトでは「クリックはされるものの、最終的に購入には至らない商品」が上位を占めてしまい、なかなか売上につながらず機会損失が発生していました。
対策:「購買データ」を検索ロジックに反映
そこで、検索エンジンの表示ロジックを変更しました。 単なるキーワードのマッチングだけでなく、「実際に購入された実績(購買データ)」を連携し、スコアリングの重み付けに反映。これにより、「今、お客様から支持され、売れている商品」が検索結果の上位に表示されるようになりました。なお、この「購買データ」は、同シリーズのレコメンドエンジン「NaviPlusレコメンド」が日々収集している行動履歴データを自動連携して活用しています。
成果:到達率は25.4%から34.0%へ改善
このロジック変更の結果、検索結果一覧ページから商品詳細ページへの到達率は25.4%から34.0%へと劇的に改善しました。
【ここがポイント】
SEO(Google検索対策)と同様に、サイト内検索においても「貢献度」の高い順位付けが必要です。クリック数だけでなく「購買データ」という質的な指標を取り入れることで、売上に直結する検索結果を作ることができるようになります。

サイト内検索の向上を目指すなら、まずは「無料診断」で現状把握を
今回の事例からわかる通り、サイト内検索の改善は、単にツールを入れるだけでなく、商材やユーザーの行動に合わせた「チューニング」や「ユーザビリティの改善」が不可欠です。
最後に、自社のECサイトで簡単なセルフチェックをしてみてください。
・ビッグワード(人気のカテゴリや商品名)で検索した時、1ページ目の上位におすすめしたい商品がきちんと並んでいるか?
・検索結果でヒットした商品が多い場合、スムーズに絞り込みができているか?
・スマホで検索した際、サジェスト(予測変換)はスムーズに出るか?
一つでも不安がある場合、貴社のECサイトにはまだ「売上の伸びしろ」が眠っています。
しかし、「自社のサイト内検索が使いやすいかどうか」を自分たちで客観的に判断するのは難しいものです。そこで推奨したいのが、専門家による「サイト内検索診断」です。
・キーワード検索
・カテゴリ検索
・検索結果表示
・検索精度
・検索パフォーマンス
上記5つのカテゴリ、合計25項目にわたり、専門スタッフが貴社のECサイトを目視で調査し、同業他社と比較したレポートを作成します。
改善の第一歩は、現状を正しく知ることです。 ぜひ無料診断を活用して、貴社サイトの課題を見つけてみてください。
サイト内検索診断にご興味がある方はこちらをご参照ください。
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